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2024年1月30日
必須ミネラルの亜鉛を取り入れましょう！
亜鉛は、人間の体にとって欠かすことのできない「必須ミネラル」の１つです。成人の筋肉や骨中、臓器内に含まれる亜鉛の量は、約2～3ｇと言われています。体内では生成されないので、食事やサプリメントで摂取する必要があります。
【亜鉛が不足すると・・・】
亜鉛が不足して起こる障害には、次のようなものがあります。
・味覚障害・皮膚炎・脱毛・口内炎・食欲低下・下痢・生殖機能障害・免疫力低下・貧血・成長障害・骨粗しょう症・認知機能障害などです。
【亜鉛不足になる原因】
・摂取量の不足⇒ダイエットや年齢とともに食事量が低下することにより必然的な亜鉛不足となるので、亜鉛を多く含む食品を意識して摂取しましょう。
・吸収不足⇒カフェインやポリフェノールを含む飲み物は、亜鉛の吸収を妨げます。亜鉛は、ビタミンCを含む食品と合わせて取ることで吸収率が高まります。
・必要量の増加⇒特に新陳代謝の活発な成長期や胎児の細胞分裂に必要な妊娠出産には亜鉛がより多く必要となりますので、積極的に取り入れることが必要です。
・過剰排泄⇒重い病気を患っている人は、服用している薬によって、下痢を引き起こしたりすることで亜鉛が体外に排出されやすくなることがあります。
【亜鉛を多く含む食品】
魚介類、肉類、海藻類、野菜類、豆類、魚介類の中では特に牡蠣(生)やカタクチイワシ(煮干し)に多く含まれています。肉類では、豚レバーや牛カタ、牛肩ロース、牛ランプなどの赤身肉、海藻類では焼きのりに多く含まれています。
【亜鉛を摂りすぎるとどうなる？】
通常の食事ではとりすぎることはないようですが、サプリメント等で亜鉛を補う場合には注意が必要です。過剰に摂取すると、発熱、悪心、嘔吐、胃痛、下痢などの症状が現れたり、鉄や銅の吸収を阻害して貧血や銅欠乏症になることもあるのでご注意ください。