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2024年9月3日
イチボはどこにある部位?イチボの魅力を探る
「イチボ」は、骨盤周りのモモ肉の一部になります。H(エイチ)ボーンが訛って「イチボ」となったと言われています。
公益社団法人日本食肉格付協会が定める牛部分肉取引規格では、牛部分肉は13に分割されています。その中の「らんいち」という部分肉は、さらに分割され、「イチボ」と「ランプ」に分けられるのですが、「イチボ」は「そともも」に「ランプ」は「サーロイン」に続いています。
【イチボの特徴】
「イチボ」は、大きくはモモ肉に分類されます。モモ肉は硬いというイメージを持っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?ももの中でも「イチボ」は、比較的サシ(霜降り)の多い部位で、肉質は柔らかく、サシと赤身の味のバランスに優れています。脂肪が適度に含まれているため、ジューシーさと柔らかさが両立し、噛むほどに濃厚な旨味が広がるのが魅力です。サシ(霜降り)が入ってはいますが、脂っこくないので脂が苦手な方でも食べやすい部位の一つです。
【イチボの美味しい食べ方】
イチボの美味しい食べ方としては、ステーキが代表的です。表面を強火でしっかり焼き、中はミディアムレアに仕上げると、肉の柔らかさとジューシーさを楽しめます。黒毛和牛のイチボステーキであれば、塩や胡椒のみのシンプルな味付けで素材の旨味を引き立てるのがおススメです。
また、ローストビーフにも適しており、低温でじっくり焼き上げることで、しっとりとした食感と深い味わいが楽しめます。イチボは比較的脂肪が少ない為、ヘルシー志向の方にも喜ばれる部位です。